紆余曲折。
MacBookのOSを新しくする
長いこと放置されていたMacBookを蘇生すべく、まずはOSをクリーンインストールしようと思った。
- MacBook 5,2 (Mid 2009)
- CPU : Core 2 Duo 2.13GHz
- RAM : 2GB
- HDD : 160 GB
スペックはこんな感じ。
MacBook 5,2は意外とイケる子
Mac OSと言っても色んなバージョンがあってよくわからない。
そこで、もともとMacBookに入っていたSnow Leopard以降のOSで必要になってくる環境をざっくり書き出してみた。10.8のMountain Lionから、要求される環境が厳しくなっていて、この前出たばかりのSierraでは更に対象Macが限定されている。
OS |
要件 |
10.6 Snow Leopard |
Intel プロセッサ |
10.7 Lion |
Intel Core 2 Duoか、それ以降に開発されたCPU(Core i3、Core i5、Core i7、Xeon)を搭載したMac |
10.8 Mountain Lion |
iMac (Mid 2007 以降)、MacBook (Late 2008 Aluminum、または Early 2009 以降)、MacBook Pro (Mid/Late 2007 以降)、MacBook Air (Late 2008以降)、Mac mini (Early 2009 以降)、Mac Pro (Early 2008 以降)、Xserve (Early 2009) |
10.9 Mavericks |
iMac (Mid 2007 以降)、MacBook (Late 2008 Aluminum、または Early 2009 以降)、MacBook Pro (13-inch, Mid-2009 以降)、MacBook Pro (15-inch または 17-inch, Mid/Late 2007 以降)、MacBook Air (Late 2008 以降)、Mac mini (Early 2009 以降)、Mac Pro (Early 2008 以降)、Xserve (Early 2009) |
10.10 Yosemite |
iMac (Mid 2007以降)、MacBook (Late 2008 Aluminum、またはEarly 2009 以降)、MacBook Pro (Mid/Late 2007以降)、MacBook Air (Late 2008以降)、Mac mini (Early 2009以降)、Mac Pro (Early 2008以降)、Xserve (Early 2009) |
10.11 El Capitan |
iMac(Mid 2007以降)、MacBook(Late 2008 Aluminum、またはEarly 2009以降)、MacBook Pro(Mid/Late 2007以降)、MacBook Air(Late 2008以降)、Mac mini(Early 2009以降)、Mac Pro(Early 2008以降)、Xserve(Early 2009) |
10.12 Sierra |
iMac(Late 2009以降)、MacBook(Late 2009以降)、MacBook Pro(Mid 2010以降)、MacBook Air(Late 2010以降)、Mac mini(Mid 2010以降)、Mac Pro(Mid 2010以降) |
ここで、不幸中の幸いなのか、MacBook 5,2はMid 2009と呼ばれるモデルで、白ポリカのMacBookのなかでもかなり後期モデルなので、なんとEl Capitanまでインストールできることが分かった。手持ちのMacBook AirにYosemiteが入っているので、とりあえずMacBookにもYosemiteあたりを入れてみようと思い、色々やってみた。
クリーンインストール→Snow Leopard
奇跡的にもリカバリディスクがあったので、リカバリディスクから起動して、ディスクユーティリティでHDDを更地にして、それからSnow Leopardをインストールしてみた。
リカバリディスクからの起動は、MacBookの電源がOFFになっている状態で、キーボードのC
を押しながら電源ボタンを押して起動すればOK。
クリーンインストールとSnow Leopardのインストール自体は問題なく終了。
Snow Leopard→Yosemite
Snow LeopardからYosemiteのインストールが結構鬼門だった。結論から言ってしまえば、MacBook AirでYosemiteの起動ディスク(USBメモリ)を作って、そこからクリーンインストールすればよかった。もともと考えていたのは、
- MacBookでYosemiteインストーラーをApp Storeからダウンロード
- Yosemiteインストーラーを使って、USBメモリを起動ディスクにする
- USBメモリでMacBookを起動して、Yosemiteをクリーンインストールする
こんなことを考えていました。Yosemiteインストーラーは過去にダウンロードしたことがあったので、すんなりとApp Storeが入手可能でした。ただ、数GBと決して軽いファイルではないので、3-4時間程度ダウンロードに要しました。
Yosemiteインストーラーを使えば、ターミナルから起動ディスクを作成できる。
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app
こんな感じ。で、やってみたんですが・・・
Failed to start erase of disk due to error (-9999, 0).
A error occurred erasing the disk.
なぜかUSBメモリの消去にしくじる。調べてみると、Snow Leopardではこのコマンドで起動ディスクは作成できないとのこと・・・。仕方がないので、手元にYosemiteインストーラーがあるので、Snow LeopardからYosemiteに、クリーンインストールではなく、アップグレードしてみました。
これが悪夢の始まりでした。「残り約21分」から数時間たっても進捗が変化せず・・・。Yosemiteのアップグレードはこんなもんなんでしょうか。短気なので、頭にきて電源長押しで強制終了(笑)再起動すると、再びYosemiteへのアップグレードが開始されました。今度はすんなりアップグレードがすすみ、30分程度で完了。
Yosemite→Yosemite
Yosemiteにできたものの、強制終了してしまった事がどうも心残り。モヤモヤが晴れなかったので、MacBook AirでもYosemiteインストーラーをダウンロードして、Air上でUSB起動ディスクを作成。それをMacBookに刺して、再度クリーンインストールし、Yosemiteをインストールしてみました(笑)
立て続けにYosemiteのインストールを3回も・・・。流石にクリーンインストールやら諸々の作業が慣れてきました。流石クリーンインストール、まったく問題なく30分程度で完了。
はい!ようやくYosemite!
若干アプリの起動にもっさり感を感じるものの、今のところウェブブラウジング程度なら問題なく使えるレベルです。
せっかくなので、MacBookとMacBook Airのセキュリティアップデート。これでようやくスッキリできました。