プラグインハイブリッドなフォルクスワーゲン
ついに発表されました、フォルクスワーゲン パサートGTEとパサートGTEヴァリアント。GTIはよく耳にしますが、GTEはプラグインハイブリッドのカテゴリーを指しています。また、日本には導入されてませんが、GTDなるものも本国ではラインナップに存在し、こちらはディーゼルエンジンのハイパワー版という位置づけです。
先進的な装備
AUDIでは一足先に導入されていますが、メーターなどの計器類がすべて液晶表示になっているグレードがあったり、LEDのヘッドライトやC字型のLEDランプだったり、近未来感を感じられる演出が随所で感じられます。
GOLF GTEと同様、ただエコではないPHEVだが
自分なりの解釈だと、GTEは決してエコだけではなくガソリンエンジン＋モーターのシナジーによるハイパワーなモードがあることを売りにしていると思っています。たしかに、GTEモードなるドライブモードがあり、モーターのアシストを受けながらガソリンエンジンでパワフルに走るモードとなっている。
ただ、0-100km/hが7.4秒って、そこまで速いわけでもないし、正直微妙な印象。そして燃費もエコに振ってないということを物語る21.4km/l。JC08モードでの測定なので実燃費は分からないが、これも正直微妙。EV走行での航続距離は50kmで、そこそこ。三菱のアウトランダーPHEVと比べてしまうと、少し物足りなさを感じてしまう。
もちろん車重も非GTEと比べて200kgほど増加している。バッテリーとモーターが増えたことを考えれば致し方とおもうが、モーターが動いていない時は1400ccのエンジンだけで重たい車を動かさなければならないので、モーターをしないような速度域や、バッテリー低下時の燃費や動力性能に少し不安が残る。
Highlineより100万円以上高い値段設定
GOLF、PASSAT、PASSAT VARIANTのプライスリストを並べてみた。どれもGTEは無印HLより100万円以上高い。
HLとGTEを比較するのもあまりフェアではないが、HLでもかなりいろいろな装備が付いていて、値段もそれなりに高い。それに加えて100万円を払う価値がGTEにあるかと言われると・・・。
GTIとかR-Lineを買ったほうが、エコ以外を求める人には良いのかもしれない。
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