動かなくなった羽根
絞りが油か何かで固着(まではいかないけど)してしまって、つねに開放になってしまっていたMinolta AF 28mm F2.8。以前にも分解して、中を清掃したことがあるので、今回も清掃してみました。
念のため
クリーンルームで分解するわけでもなく、かなり自分流で分解しています。MINOLTAレンズを頑張って作った人にはちょっと申し訳ないですが、自分で清掃しちゃうくらい気に入っているレンズということでご理解ください。また、この記事を参考に分解して何か被害を被ったとしても、私は責任負いませんよ。
いざ分解
まずはボデー側。
ネジを4本ほど外すと、意外と簡単にマウント部分が取り外せます。
いわゆるオールドレンズに該当するのでしょうか。それでも電子接点の裏側には、ちゃんとIC CHIPのようなものが見えます。
次に前玉側。Minolta AFなどと印字されている部品は、Φ49mmのねじ山で、止まっているだけなので、部品だけを反時計回りにまわしてやると簡単にとることができます。
ボデー側のマウントを取りはずし、ストッパーのような部品を取ると、レンズの部分だけ取れます。絞りは、この部分の中にあるので、さらに分解していきます。
前玉は、それ自体を反時計回りに回すと緩んで、取り外せます。今回の問題である、絞りの羽根が顕になりました。
たしかに、羽根と羽根が重なる部分が若干テカってます。今回は、これらを綺麗に拭き取って脱脂します。
絞りの部分も3つのネジで止まっているだけで、簡単に取り外せます。
更に羽根だけ取り外すとこんな感じ。ちゃんと7枚有りますね。本当はキムワイプみたいなやつがあればよかったんですが、手元になかったためキッチンペーパーで代用。脱脂後、キッチンペーパーの繊維がつかないように慎重に拭き取りました。
清掃完了
あとは今までの処理を逆にやってって、元に戻していきます。
レンズの外装部分とレンズ本体は、ねじ山で噛み合っている状態。フォーカスリングを動かすと、ねじ山が動いて、レンズ部分が前後する。そうやってフォーカスを合わせています。
なので、レンズ本体を取り付ける際に、ねじ山が1つずれるだけで、無限遠にフォーカスをが合わなかったり、手前のものにフォーカスが合わなかったりするので、注意が必要である。
キムワイプ 12×21.5cm /1箱(200枚入) S-200
0 件のコメント:
コメントを投稿